愛車の状態を保つためには定期的なメンテナンスが大切。しかし、バイクに乗り始めたばかりの初心者は、どうすればいいのかわからないだろう。
バイクのメンテナンス頻度について
バイクのメンテナンスは種類やバイクの乗り方によって変わってくる。バイクの点検には法定点検と任意保険があるので、それぞれ説明しよう。
法定点検
法定12カ月点検を聞いたことがあるだろうか。法定という通り12カ月ごとに実施する点検のことだ。法定12カ月点検の結果を記した点検記録簿は、車検の際必要。ここで、車検とあるが250ccの場合、車検はない。じゃあ、法定12カ月点検は必要なのかというと法律的に義務はない。しかし、公道を走るなら排気量に関係なく点検したほうがいいだろう。バイクの不備に気づかないまま運転するのはとても危険だ。ライダーだけじゃなくて周囲に被害を及ぼすかもしれない。
任意点検
任意点検とはライダー自身が行う点検だ。要はセルフメンテナンスのことで、チェック内容や頻度はバイクによって違ってくる。任意点検は1,000km、1,500kmと走行距離が目安に行われる。
メンテナンスの種類
どのようなメンテナンスが必要か説明する。
オイル交換
バイクのメンテナンスの定番といえばオイル交換。4ストロークのバイクはエンジンオイルが減ることはないので古いオイルを抜いて交換することになる。頻度としては半年に1度と覚えておくといいだろう。オイル交換はバイクショップに頼むと約5,000円になる。自分でやれば工賃分節約できるけど、道具は必要だし、手順を覚えないといけない。交換したオイルは排油処理箱に入れて燃えるゴミで処分できる。ただし、自治体によって対応が違うので、確認しておくこと。
オイルフィルター(オイルエレメント)交換
オイルフィルターはエンジンオイルの汚れやゴミを取り除くもので、交換はオイル交換の2回につき1回でいいだろう。バイクショップだと1,000円前後になる。
プラグ
プラグ交換は走行距離3,000~5,000kmごとに1回の頻度で行う。
タイヤ
空気圧は月1回程度チェックするようにしよう。空気が少ない状態で走ると乗り心地が違ってくるし、パンクしやすくなる。タイヤの交換はひび割れやスリップサインが見えたら、早めに交換しよう。
ブレーキパッド
ブレーキパッドは、摩耗の残量が2~3mmを目安に交換すること。走行距離1万km前後でチェックするといいだろう。
バイクのメンテナンス頻度は乗り方やバイクの種類、パーツによって変わってくる。バイクに乗るたびに基本的な点検を行っていれば、自然と不具合に気づけるようになるだろう。安全に走るためにもこまめな点検は忘れずに。