バイクに乗ることで感じる疲労の原因を知っておこう その2

振動による疲れ

バイクに長時間乗っていると、強い疲労感が襲ってくることもあるでしょう。
その理由はいろいろと考えられますが、その中の一つに走行に伴う振動が挙げられます。
また、エンジンの振動もボディブローのように徐々に効いていくこともあります。
自覚はないかもしれませんが、ずっと振動にさらされることで体はストレスを感じています。
その結果、徐々にダメージが蓄積されて、疲労感となって現れるわけです。

振動による疲れを感じているのであれば、できるだけ身体が振動を感じないようにする対策を講じましょう。
たとえばシートの部分に座布団やクッションなどを敷き、緩衝材代わりに使用するのもいいでしょう。
そのほかにも自分にフィットするグローブに買い替えるのも一考です。
また、やはりここでも、こまめな休憩をとることが重要です。
とくに何時間もツーリングする場合には、1時間に1回のペースで休憩をとってストレッチなどを行い気分をリフレッシュしてみましょう。

神経疲れの可能性も

バイクを運転しているときには、ある程度運転にずっと集中していなければなりません。
これが一種のストレスになって、疲労感を生じさせている可能性もあります。
自動車と比較して、バイクの場合運転ミスによる事故による体のダメージはどうしても大きいです。
自動車のようにボディがライダーを守ってくれないからです。

バイクを運転しているときには、周辺の交通状況を脳が瞬時にどんどん処理していく必要があります。
信号機の色や道路標識、行き先などを見ないといけません。
また歩行者の飛び出しや自動車の急な車線変更も常に予測しつつ、実際に起きた場合に迅速に反応できるように心の準備をしなければなりません。
すると脳は運転中ずっとフル稼働している状態で、だんだんと疲労感が蓄積されているわけです。

神経疲れの対策も、やはりこまめに休憩をとることが重要です。
高速道路の場合サービスエリアをこまめに利用する、一般道を走行している場合には道の駅やコンビニに立ち寄るといったことをしてみましょう。
信号待ちをしているときのちょっとした時間を利用して、肩や首を回してみる、足首を動かすなどリラックスに努めましょう。

場合によっては、コースの見直しをしてみるのも一考です。
天候などによっては、当初想定していた運転時間よりも長くなることもあり得ます。
その場合、無理に当初の目的地まで律義に向かう必要はありません。
ルートを短縮する、もしくは近道などを利用して長時間ツーリングにならないように、現場で調整することも必要です。

またワインディングロードや細い道は神経をいつも以上に使います。
このようなルートを極力避けることで、疲労感が増さないように対処しましょう。

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