オートバイって言葉は海外では通じないの?

モーターサイクル

日本ではエンジン付きの二輪車を「バイク」「オートバイ」って呼んでいるけど、海外じゃあまったく違う呼び方をされているのは知っている?今回はバイクが世界でどう呼ばれているのか、日本と海外の違いについて書いていこう。

英語ではモーターサイクル

英語圏でバイクは自転車(Bicycle)を意味していて、エンジン付き二輪車はモーターサイクル(Motorcycle)と呼ばれているんだ。ヨーロッパではエンジンをモーターって呼んでいるから、エンジン付き自転車となる。一応、アメリカやイギリスではライダー同士ならバイクで通じるけど、そうでない人はモーターサイクルじゃないと通じないと覚えておこう。
オートバイは和製英語だから外国人にはまったく通じないことも知っておくといい。
ちなみにMotoGPの「モト(Moto)」はフランス語でバイクという意味で、フランス、イタリア、スペイン語圏で通じる言葉だ。

免許の区分

アメリカの場合

アメリカの免許区分は日本と違い2種類しかない。150cc以下のM2免許と無制限のM1免許になっている。免許取得は16歳から可能で取得費用も250ドル(約26,000円)で取得できる。

東南アジアの場合

東南アジアには免許区分がなく、最初から無制限。筆記と実技をクリアすれば即日発行できて、費用は3,000円と驚きだ。中でもタイで取得した免許は他のASEAN諸国で使用可能と広い範囲で有効になっている。

EU加盟国の場合

バイクの免許区分は日本と同様、細かく分かれている。16歳から取得可能なAM(50cc以下)。A1(125cc以下)は日本と同じように見えるけど、ちょっと違う。日本は定格出力が1kW以下に対して、EUは11kW以下の二輪車か15kW以下の三輪車と定格出力の規制が緩くなっている。
次に日本にはないA2(35kW以下)排気量ではなく定格出力で区分されているが、これは経験の浅いライダーが高排気量のバイクに乗るのを防ぐために設けられた区分。19歳か取得可能になっている。
そしてA(無制限)。A2の上は上限がなくなる。24歳以上かA2免許2年以上の経験があるライダーが取得できる。

海外ではバイクはどのように呼ばれているのか紹介した。日本と違い400ccの縛りがないのが分かったと思う。海外のライダーからは何で日本は400ccモデルを出すのか議論されているらしい。そう考えるとお国によってバイクに対する考えが違って面白いと思わないか?

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