「スピードを落とせ」のサインを覚えよう

スピード落とせのサイン

バイクを運転するならなるべく知っておきたいサインがあるんだけど、どんなノカわかるかな?
今から紹介するサインを知っておくだけで自分の身を守れたり、逆に他のライダーを守ってあげたりすることができるようになるよ。

そのサインは対向車がすれ違うときに2~3回パッシングをすることだよ。
このサインはスピード落とせという意味で、この先でネズミ捕りやってるから気をつけてといったメッセージなんだ。

このサインを知らずにパッシングをされると、なんだか気分が悪いよね。
でも相手は助け合いの気持ちでこれをやっているというのを理解しておこう。

対向車がバイクの場合は、手のひらを下に向けて上下させるのがサインだよ。
これは誰が見てもわかりやすいよね。
ちなみに手のひらを上にして上下させると、スピードアップの意味でになり、おもにツーリング仲間と複数で走るときに使われるよ。

ネズミ捕りを知らせるだけじゃない

さっきはネズミ捕りを知らせるメッセージといったけど、それいがいにも意味はあるんだ。
例えば少し先で事故が起きているけど、警察はまだ到着してなくて交通整理が間に合っていない場合だ。
スピードを落として走行しないと事故現場に自分も巻き込まれることになってしまうよね。

他には、山道を走っていて落石などの障害物があるときだ。
もし自分が走っていて反対車線に障害物があるのを見つけたら、対向車にハンドサインを送ってあげられるといいよね。

取締場所は予め公開されている

ネズミ捕りを知らせてくれるのは嬉しいけど、そもそもなんで隠れて取締なんかするんだろう。
わかりやすい位置に立っていてくれれば、それを見てスピードを落とすから、むしろそのほうが効果的だと思う人も多いと思うよ。

でも基本的にいつどこでやるのかは、該当する管轄署のWebページなどで事前に公表されているんだ。
だから、自分がよく通る地域のページを確認しておくといいよね。
具体的な地点や隠れ方までは書いてないことが多いから、該当する場所に近づいた時点で安全運転を心がけよう。

取締も妨害は違法なのか

パッシングやハンドサインでネズミ捕りを知らせてあげるのは、見方を変えれば取締の邪魔をしているとも取れるよね。
これは違法行為に当たるのでは?と心配する人もいるだろう。

でもこのサインを送ったからといって警察に捕まることはないから安心してね。
公務執行妨害に当たるのは、あくまで暴行又は脅迫によって妨害が行われたときだけなんだ。
パッシングの乱用で道路交通法に引っかかりそうと思ったかも知れないけど、たった2~3回で警察が追いかけてくることはまずないよ。
このサインのおかげで実際に事故を防いだケースも多く残っているから、本当に必要なときは自分もできるようにしておくといいね。

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