バイクに乗っていると、信号待ちやエンジンを切る前に「空ぶかし」をする人を見かけることがあるよね。ブンブン音を立てて「かっこいい!」と思う人もいるし、「それ必要なの?」と疑問を持つ人もいるはず。今回は空ぶかしの意味やデメリットについて、リラックスした感じで話していくよ。
空ぶかしって何のためにやるの?
そもそも空ぶかしって、エンジンを回転させるためにアクセルをひねる行為のこと。タイヤを動かさない状態でエンジンの回転数だけ上げるから「空ぶかし」って呼ばれるんだ。よくあるシチュエーションとしては、バイクを停めた状態でエンジン音を響かせるときや、エンジンを切る前に一発ブンッと回すときだね。
でも、「これって何か意味があるの?」って思わない?実は昔のバイク、特にキャブレター式のエンジンを積んでいるモデルでは、空ぶかしにちょっとした意味があったんだよ。
昔のキャブレターバイクと空ぶかし
キャブレター式のバイクが主流だった時代には、空ぶかしでエンジン内部に溜まった燃料を吹き飛ばすとか、次回のエンジン始動をスムーズにするための目的があったんだ。例えば、寒い冬の日にはエンジンの再始動がしやすくなるとかね。
エンジン停止時に空ぶかしをすることで、燃焼室に燃料が残りすぎないようにして、次にエンジンをかけたときのトラブルを防げる場合もあったんだよ。でも、現代のバイクはほとんどがインジェクション式。これが大きな違いなんだ。
現代のインジェクション式バイクではどうなの?
インジェクション式のエンジンは、燃料の供給がコンピューター制御されてるから、エンジン停止時に特別な操作をしなくても問題が起きにくいんだ。イグニッションをオフにした瞬間、燃料の供給がピタッと止まる仕組みになってるから、空ぶかしをしても意味がほとんどないよ。
むしろ空ぶかしをすることで、燃料が無駄になるとか、エンジンやパーツに負担をかけるって言われることが多いんだよね。
空ぶかしのデメリットとは?
じゃあ、空ぶかしを続けると何がダメなのか?具体的にデメリットを見ていこう。
- 燃料の無駄遣い
空ぶかしでエンジン回転数を上げると、その分だけ余計に燃料を使うことになるんだ。特にガソリン価格が気になるこの時代、無駄な燃料消費は避けたいよね。 - エンジンやパーツへの負担
エンジンの回転数を無意味に上げると、内部の部品に余計なストレスがかかるんだ。特にピストンやシリンダーに負荷がかかりやすくて、摩耗が進む可能性もあるよ。こうなると、メンテナンスの頻度や費用も増えてしまうよね。 - 周囲への迷惑
これは言わずもがなだけど、空ぶかしの大きな音は周りの人に迷惑をかけることがあるんだよね。特に夜間や住宅街では「うるさいなあ」って思われることも。自分が好きでやっていることでも、周りの環境を考えることも大事だよ。 - 潤滑油の問題
空ぶかしによって、エンジン内部のガソリンがシリンダー壁に付着して、潤滑油(オイル)を洗い流してしまうことがあるんだよ。これが続くと、エンジン内部の潤滑が悪くなってパーツが劣化しやすくなることもあるから注意してね。
空ぶかしをやりたい気持ち、わかるけど…
空ぶかしをやりたい理由って、バイク好きならなんとなくわかるよ。エンジン音を聞くとテンションが上がるし、自分のバイクのパワーを感じられるのは確かに気持ちいいよね。でも、それを何度も繰り返していると、さっき話したようなデメリットが積み重なってしまうことを覚えておいてほしいんだ。
まとめ:空ぶかしは控えめにしよう
空ぶかしには、昔のバイクでは一定の意味があったけど、現代のインジェクション式バイクではほとんど意味がないことがわかったよね。それどころか、燃料の無駄やエンジンへの負担、周囲への迷惑といったデメリットの方が目立ってしまうんだ。
だから、どうしても空ぶかしをしたいときは、回数を控えたり、場所を選んだりするのがいいと思うよ。バイクを長く楽しむためにも、エンジンやパーツに優しい運転を心がけよう!