ホンダ CL250の特徴について解説
ホンダのCLシリーズといえば、スクランブラースタイルのスポーツモデルのことです。
基本的なところはレブルと共用していますが、フロントには19インチ、リアにも17インチのタイヤを使用することで存在感を引き立たせています。
しかもサスペンションのストロークは長めに仕上がっているので、大変スタイリッシュな見た目といえます。
ホイールが大経過したことで車高が上がってしまい、足着きに不安感を抱く人もいるかもしれません。
確かにレブルと比較すると、車高は若干上がっているのは否めません。
しかし、シートを薄めのものを採用しフラットなフォルムですから、足着きの心配はそこまでする必要はありません。
シート幅も細身なので、またがるときにそこまで苦労しません。
どこでも快適に運転できるのが魅力
ホンダ CL250には単気筒エンジンが搭載されているのですが、トルクの厚みは十分あります。
高回転でエンジンを回しても、それほどストレスを感じることもありません。
排気音も心地よく感じられ、ホンダでかつてラインナップしていたCL72を彷彿とさせる音です。
街乗りをしていても快適に感じられるのも、ホンダ CL250の魅力です。
前後のサスペンションのストロークが十分長いので、運転中に突き上げを感じることはほとんどありません。
ハンドリングも軽快な感じなので、入り組んだ街中の道路を走行する場合でも、自分の思い通りにきびきび動いてくれます。
一方で、エンジンもそれなりにパワフルです。
よって高速道路を普通に走行する場合でも、パワー不足を感じることはありません。
ホンダ CL250にはカウルが搭載されていませんが、数時間高速道路を走行する分には風圧によるストレスを感じることはありません。
ツーリングを楽しみたい人におすすめ
ホンダ CL250はどのようなシチュエーションでも走行できるのが魅力ですが、とくにおすすめしたいのはツーリングです。
さらにワインディングロードを走行したいと思っている人には、さらに適性があります。
まず低中速域から十分なトルクがあるので、上り坂でもしっかり加速していきます。
さらにパワーバンドが広いので、タイトなコーナリングに差し掛かった際にエンジンの回転を落としたとしても、スロットルを開ければリアタイヤにトラクションがかかります。
よって、挙動が乱れるような心配もありません。
またハンドリングのリズミカルさも、ワインディングロードを攻略するのに役立ちます。
加減速したときに前後のサスペンションが小気味よく動いてくれます。
このため、連続でコーナリングする際にも姿勢を変えることで思い通りに突っ込んでいくことができます。