ヤマハセロー225

ヤマハ

オフロードバイクとして幅広い層で人気のあるセロー225。すでに生産終了となっているバイクで、後継車種のセロー250も発売されているけど、あえてセロー225をおすすめしたい。

セロー225の魅力

価格の安さ

旧式の分、車体の価格が安い。初期モデル(1985~1988年)はさすがに減少しているけど、1993年式以降は中古車在庫数が豊富。

小さく軽い

オフロードバイクの中でも小さい部類で、重量も110kg程度と軽量で、125ccのバイク並み。シート高も低いのでとても扱いやすいバイクだ。125ccと同じ感覚で乗れるだろう。
とはいっても、225ccの排気量なので、高速道路も問題なく走行できる。

燃費がいい

セロー225は軽いので燃費がいいのは当然だけど、後継車種のセロー250よりも燃費がいいのはすごいと思う。

頑丈

山を走ることを想定して作られているので、壊れないことが重要視されている。壊れない(故障しない)だけじゃなくて、転んでもすぐに復帰して走れるようになっているんだ。タンデムシートわきに装備されているグラブバーは、転倒時にボディを保護する役割になっている。
もう一つステアリングステムにはスチール製の握り手を装備しているから、バイクを安全な場所に移動させるのに役立つ。

マイナスなポイント

高速走行や長距離ツーリングには向いていない

高速道路に乗れるといっても90km/hを超えると振動がかなりきつくなる。あと、車体が軽い分、横風に弱いからトラックがいると恐怖。
オフロードバイクなので仕方ないけど、シートは硬く前のめりの姿勢なので、お尻も痛くなりやすい。長距離ツーリングは向いていない。

燃費はいいけどタンクの容量が…

ガソリンタンク容量が7.6Lしかないから燃費がよくても、航続距離が伸ばせない。

キャブ車なので冬場は面倒かも

古いバイクだから仕方ないけど、セロー225はすべてキャブ車になっている。キャブ車にはキャブ車の良さはあるけど、冬場は暖気運転が必要だから少し面倒かもしれない。

セロー250の登場で、旧式化した感はあるけど、しっかり整備すれば全然乗れる丈夫なバイクだ。外装以外はヤマハでもまだ売っているし、人気車種だからメンテナンス情報が豊富。自分でもメンテナンスしやすいよ。
セロー225は速さやパワーがない分、スクーター感覚で街乗りが向いていると思う。車体が軽くて、ハンドルも切りやすいので狭い道や行き止まりでも、ドンドン行けるよ。

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